手放す時間

今日は都内の特別支援学校へ、

小児がんの子どもたちへのヨガ指導について、

2回目の打ち合わせに行ってきた。

 

前回は分校(院内学級)での打ち合わせで、

今回は本校。

 

多種多様の障害を持つ子どもたちが都内の広域から通ってきているその学校。

もともと「小児がんの子どもたち」への介入の話であったが、

校長先生と話す中で、私の心がぶるぶる動いたので、

今日はそのことを書きたいと思う。

 

医療ケアの必要な子ども(人工呼吸器や吸引など)には、

母親の付き添いが必要なため、学校はもちろん、お母さんは24時間、付きっきりであること。

一日のうちまとまって取れる睡眠時間は2時間くらいだということ。

そんなお母さんたちに、

「少し離れてみましょうか」

と校長先生は提案したいのだと

校長先生は、もうすぐ親にとって「魔の夏休み」が始まるという。

これは健常児の親とて、同じ。

長い休みの期間、朝から晩まで一緒で、

給食がないため、3食作って食べさせて・・・となると、

「魔の」とも言いたくなる。

さて障害児の場合。

母親の負担は、想像することすら憚れるほどに、壮絶なんだろうと思う。

休めない、運動できない、は当たり前。

ゆっくりお風呂に入ったり、トイレにも行けないんじゃないだろうかと。

 

フィットネスクラブ勤務時代に、

ダウン症のシゲちゃん親子を受け入れた経験が、脳裏をよぎる。

あの時もスタートは夏休みだった。

お母さんに、”手放す時間” が必要だったんじゃないかと。

その時は、シゲちゃんが飽きないように、

シゲちゃんが楽しくトレーニングできるように、

と、そればかり考えていたが、

今ならもっとお母さんの話に耳を傾けられるかも、

もっと話を聞きたい、と思う。

 

 

さて、私。

思わず校長先生に、

「そのお母さんたちのヨガクラスを、まずはやりませんか」

と口を衝いて出る。

 

お母さんが、1時間でもいいから、

”手放す時間” を持てたらいいな。

 

 

健常の子どもを育てながら苦悶している、

自分の毎日を振り返り、

どんなに贅沢なことなのかと、

改めて思う。

 

ピンポンダッシュして、

学校で問題になるくらいのイタズラ、

贅沢な悩みか。

どんどんやれ。←いやいや、だめだめ。